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グル番2014

 

  

 

 

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 2014.12 鬼そば屋鬼そば


雲原の風土が生み出す素朴な味

 

 「国境の長いトンネルを抜けると雪国だった。」

 あまりにも有名な川端康成の「雪国」の冒頭です。真冬に雲原方面へ車を走らせ、坂浦トンネルを抜けるといつもこの一文を思い出します。それほどの豪雪地帯で、「京都北部のチベット」と呼ぶ方もあるとか。真冬には行きたくないというのが正直なところです。

 決して便利とはいえないそんな場所で、店を構えたのが今から150年以上も前。地場特産のそば粉と自然薯で打ったそばは歯ごたえが強く、「こわい(=硬い)そば」といわれました。この「こわい」という方言が大江山の鬼伝説とリンクして「生そば」が「鬼そば」と受け取られ、「鬼そば」になったそうです(アタシはてっきり鬼が食べたからやと思っていました)。この「鬼そば」を屋号に「峠の鬼そば屋」として親しまれ、今は若い6代目店主が店を切り盛りしています。

 現在は雲原産と風味がよく似た熊本産を自家製粉したそば粉を使い、昔ながらの製法で店主が毎日そばを打ちます。雲原の山水を源泉とする水で練り、茹で、締められたそばは、とても素朴で懐かしい味がします。まさに雲原の風土が生み出す味なんでしょうね。洗練された上品な舌触りや喉越しではありませんが、その気取らないところがエエんです。そば本来の風味を楽しむことができますから。

 今年も残りわずか。そや、今年の年越しそばは鬼そばにしよ! あ、真冬やがな…。


 

 

 

【店舗情報】

名代手打 大江山 鬼そば屋

 

福知山市雲原1248-2

鬼そば 850円

 

 

 


 

 2014.11 サンプラザ万助「黒豆子&丹波栗男」


世界中にハネムーン

 

 いやぁ~久しぶりに衝撃を受けましたね。商品名が「黒豆子」と「丹波栗男」でっせ! でも、最近は舌を噛みそうな横文字の名前が多いから、逆にシンプルでインパクトがあってエエかも。ほら、なんともいえん親しみが感じられますやん。

 その名のとおり丹波産の黒豆と栗を使ったスイーツ。大きな黒豆と極上の栗がタップリ入っとります。発案者は和食の総料理長です。パクッと口に入れた瞬間、上品な風味が広がります。似たような形状の洋菓子よりも、甘さ控えめでアッサリとした美味しさですわ。その味は名前と同じく、シンプルでインパクトがありますね。

 夢は大きく、世界中の人たちに食べてもらうこと。「美味しいものは都会にいくらでもあるから」と、全国ではなく全世界を視野に入れているとか。販売開始からまだ1カ月あまりですが、すでに海外のスイーツ物産展にも登場したっていうから恐れ入ります。

 黒豆子さんと丹波栗男さんは夫婦の設定やそうです。おもしろくて親しみのあるものがイイと、大胆なネーミングをしたのは若女将。そのセンスと決断力に脱帽です。万助の箱入り娘と箱入り息子は、今日も2人で全世界へハネムーンに出かけます。

 

 

【店舗情報】

サンプラザ万助

 

福知山市篠尾新町3-88

黒豆子&丹波栗男 各3個入り1,200円(税抜)

 

 

 


 

 

 2014.10 囲炉裏焼こめん「松葉」


囲炉裏を囲んで頂く絶品料理

 

 実はココ、アタシの幼なじみの実家なんです。そやから、開店当初からよう知っとります。小ぢんまりとした店内は、いつも笑いが絶えない家庭的な雰囲気が溢れています。おっちゃんとおばちゃんが「10年だけ」のつもりで始めたお店が、もう21年目を迎えました。

 そんな雰囲気の中、囲炉裏の炭火で頂く新鮮な肉や魚介、福知山産にこだわった野菜、〆の焼きおにぎりなどの味は格別です。中でも一押しなのがこの「松葉」。間違いなく絶品です! ビールが進みます! クセになります!!

 松葉とは鶏の鎖骨のこと。その形状からそう呼ばれていますが、知らない方も多いんです。実は本誌の女性スタッフも知らなくて、7月号の特集「夏の最強グルメ」で取材した時、「松葉ってカニやろか?」と思ったとか。夏にカニが出るかいな!

 味付けはシンプルに塩コショウだけ。モクモクと上がる煙に包まれながら食べるのがたまりません(おしゃれはして行かれへんけど)。インターネットで評判が広がり、松葉を目当てに東京や九州、四国などからも足を運ぶ方があるんですから、その美味しさは説明不要でしょう。食べ始めたら無口になって手が止まらへんから、やっぱカニに似ているんかなぁ。

 

 

 

【店舗情報】

囲炉裏焼こめん

 

福知山市北本町一区71-2

松葉 1人前600円

 

 

 

 

 


  

 2014.9 岸晴商店「スムージー」

 


八百屋が旬の果物と野菜で作る

 

 今年で創業91年っていうから、誰がなんというても老舗中の老舗です。広小路界隈で大きくなったアタシにとっては、物心ついたころから馴染みのあるお店のひとつですわ。店頭には地元福知山の新鮮な野菜が豊富に並んどります。それらを使って作る惣菜も、昔なつかしい味で人気です。
さてさて、そんなお店で評判なんが季節の旬の食材で作るスムージーです。果物と野菜、豆乳(または牛乳)で作るスムージーはビタミンがタップリで、ダイエットやデトックス、高血圧予防、疲労回復、不眠など、食材の組み合わせで様々な効果があるといわれとります。こないだの健康診断でまたまたアウトやったアタシには、まさに持って来いの健康ドリンクですわ。
和歌山県産の白桃、小松菜、牛乳、はちみつで作られた桃のスムージー(写真右)は、アッサリとなめらかな口当たりで、いかにも体にやさしい味わいです。京丹後産メロンのスムージー(写真左)も、ガツンと濃厚な美味しさでした。店頭に並ぶ新鮮な食材で希望に応じて作ってくれるのは、八百屋やからこそなせる業です。
まだまだ夏バテを引きずっとるアタシですから、体調を整えるのにエエやつを作ってもらわなあきません。寒くなったらホットもお願いしようかな。

 

 

 

【店舗情報】

岸晴商店

 

福知山市中ノ31(広小路)

桃のスムージー 450円

 ※食材の価格により変動します(350~450円)。

 

 

 

 

 


 

 2014.8 麺屋ソミーズ「ねぎブラック」

 


進化を続けるラーメン!

 

 昨年10月、駅正面通りにいきなり現れたラーメン屋。いや、「ラーメン」の暖簾があるからラーメン屋やとわかるけど、そやなかったら何屋さんなんか皆目わからへん…そんなユニークな佇まいのお店です。

 材料にとことんこだわった無化調(化学調味料を使わない)ラーメン。無化調というと、どうしてもスープの味に頼りなさを感じたりするもんですが、それがありません。もっちりとしてコシのある自家製麺との相性もバッチリです。最初に頂いたのが醤油ラーメンやったんですが、「コレは美味い!」と全メニューの制覇を決めたもんです。

 醤油、塩ときて、3回目に頂いたのが「ねぎブラック」。この味は衝撃的でしたね。アタシの好みにドストライクやったんですわ。背脂を丼の手前半分にだけ浮かせ、複数のスープの味を楽しめるようにした演出も心憎いです。以来、その美味しさにハマってしもて全メニュー制覇の野望は足踏みしとります。シャキシャキのネギ、トロトロの分厚いチャーシュー、蔵元の木桶から直出しの生醤油の風味の利いたスープ…コレを書いているだけでもヨダレが出そうです。

 ここ10年程、美味しいと評判のラーメンを食べ歩き、独学でラーメン作りを学んだというオーナー。メニューの最終ページには「万物すべて これ 我が師である」の言葉が。この謙虚な姿勢があってこその美味しさなんでしょうね。

 

 

 

【店舗情報】

麺屋 Somie’s(ソミーズ)

 

福知山市駅前町24

ねぎブラック 840円

 

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 2014.7 浅草家「たい焼きソフト」

 


ソフトクリームにたい焼きがダイブ!

 

 ガラン、ゴロン、ガラン、ゴロン。金型を転がすオーナーの表情は真剣そのもの。浅草家さんは昨年4月、厚生会館前にオープンしたたい焼き屋さんです。

 北海道産の小豆を使い、厳選された砂糖と塩で味付けされた餡はコクがあってなめらか。それを1匹ずつ金型で丁寧に手焼きする「一丁焼き」は、オーナーの強いこだわりやとか。そうやって焼き上げたたい焼きは、皮が薄くてパリッ、タップリの餡がシットリでホンマに美味しいんですわ。長い人生で培われたたい焼きの概念が変わったもんです。

 たい焼きと並んで絶品なのが、京丹後市の酪ママ工房が浅草家オリジナルとして厳選素材で作るソフトクリーム。食べた瞬間、濃厚にしてスッキリの味にビックリさせられます。

 その2つを組み合わせたメニューが美味しくないはずがありませんがな。アツアツのたい焼きに冷たいソフトクリーム、それぞれが互いの良さをさらに引き立てとります。どちらも食べたい方にはうってつけやけど、贅沢極まりないメニューですわな。まさにオーナーの心意気を感じさせる逸品です。そうそう、なると金時のたい焼きもオススメでっせ。

 

 

 

【店舗情報】

たい焼き茶屋 浅草家

 

福知山市中ノ51-1

たい焼きソフト 400円

 

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 2014.6 吉松寿し「鯖棒ずし」

 


職人技が生み出す本物の味

 

 目の前にドンっと横たわるこの鯖棒ずし。まずはそのボリュームにビックリさせられます。まるで寝そべったアタシを見ているようで、寿司やのになんだか他人のような気がしません。「よっこらしょ」っと箸で一切れを持ち上げ、そのまま口に運びます。シッカリ固められていると思っていた酢飯がホロっとくずれ、舌の上に鯖と酢飯の芳醇な旨みが広がります。思わず目尻が下がる至福の瞬間ですわ。

 取材ということで、普段はあまり目にすることのない調理風景を拝見しました。大将が両手で酢飯をガバッとつかみ、そのままササッと形を整えます。その上に厳選して仕入れられた鯖(この日は静岡県焼津産)を乗せ、グイグイっとやって仕上げます。一見、無造作にも思えますが、実に無駄のない洗練された動きです。鯖と酢飯の絶妙なコンビネーションを生み出している、まさに職人技です。ゴッドハンドです。機械では決してこうはいかないでしょう。

 昭和48年の創業で、今の場所には平成3年に移った老舗中の老舗です。「ホンマは竹の皮に包んで1日置いたほうが、脂が酢飯に回って美味しくなるんやけど」とゴッドハンドの大将。いやいや、こんな美味しいもん、次の日まで待てまっかいな!

 

 

 

【店舗情報】

吉松寿し

 

福知山市昭和新町39

鯖棒ずし 1本2,500円 ※写真は2本分です。

 

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 2014.5 まほろば「カツカレー」

 


まさに「インド人もびっくり!


オープンは昭和56年6月やから、30年以上の歴史があるんですね。昭和レトロな雰囲気がそう思わせるんでしょうか。アタシ的にはもっともっと前からあったように感じるお店です。で、ず~っと「カレーが美味しい!」って評判やったような気がします。
タマネギを飴色になるまで約2時間かけて炒め、さらにジックリと時間をかけて作るカレー。手間ひまかけたその味は、辛さの奥に深い美味しさが隠れていて、食べ始めたらスプーンが止まらへんのですわ。まるでキレンジャーのような勢いの食べっぷりですね(って、わかります?)。
カレー好きやったオーナーが試行錯誤を繰り返し、ようやく納得できるこの味にたどり着いたんが10年ほど前やったとか。う~ん、もっと前から美味しかったですやん。それにしても、どこかで修行したわけやないっていうんやから恐れ入ります。
カレーの評判を聞きつけて、わざわざ遠くから食べに来る方もあるとか。この美味しさ、まさに「インド人もびっくり!」です。

※定休日は祝祭日・日曜日です。(GW中は4月29日、5月3~6日)

 

 

 

【店舗情報】

喫茶まほろば

 

福知山市末広町2丁目29

カツカレー830円(サラダ+100円)

 

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 2014.4 LANDBROT「ミルクフランス」

 


みんなが笑顔になれるパン


昨年10月末、広小路にオープンした小さな、小さなお店。店名のLANDBROTとはドイツ語で「田舎風のパン」のこと。オーナーご夫妻が新婚旅行先のドイツで学んだパン作りにハマり、それを
このお店で実践しています。
オープン以来、ココのパンに魅せられたアタシとカミさん。国産小麦を石臼で製粉して焼き上げるパンは、ひきたての小麦の香りがたまりません。素材にはとことんこだわり、季節の野菜や肉、卵などは地元のものを使用して、毎日約40種類の美味しいパンを手間ひまかけて焼き上げます。
その中でアタシが特にお気に入りなのがこのミルクフランス。今ではココの人気№1で、土曜日には100本以上も売れるとか。小ぶりなフランスパンとたっぷりの自家製練乳クリームは魅惑のコラボで、
それまでハード系のパンが好みやなかったアタシもイチコロにされました。帰宅後に食べるのを楽しみにしていたこのパンを、帰省中の次女が勝手に食べて親子喧嘩が勃発するほどですわ(って、何のこっちゃ)。
たくさんの人が笑顔になれるパンを、心を込めて作っているオーナーご夫妻。小さな店内には、今日も素敵な笑顔があふれています。
 

 

【店舗情報】

パン工房LANDBROT

 

福知山市字中ノ48-3

「ミルクフランス」150円(焼き上がりは10時頃)

 ※4月より消費税増税のため価格改定されます。

 

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 2014.3 なまえのない喫茶室「オムライス」

 


経験豊富な料理長こだわりの逸品


オムライスに目がなく、アチコチ食べ歩くアタシの妹が、「あそこのはヤバい!」と絶賛したのがこのオムライスです。
喫茶店のオムライスといえば、ケチャップライスに薄く焼いた卵焼きと相場が決まっとります。ところがどっこい、運ばれてきたオムライスに目を見張りましたがな。まるで高級レストランで出てくるようなゴージャスな佇まいやないですか。卵の上にデミグラスソースなら上等ってなもんですが、ここのソースには肉が入っとります。これって・・・そう、白いごはんにかかっていたらハヤシライスですわ。やられました!
上品に味付けられたチキンライスに、こだわりの良質卵を3個も使ったトロトロフワフワのオムレツを乗せ、それをナイフでサッと切り開きます。そこに、これまたこだわりのハヤシソースがタップリ。ご飯と卵とソースが三位一体となって見事な味のハーモニーを奏でます。なるほど、これだけを目当てに来るお客さんがいるってのも納得ですわ。
店名は「喫茶室」やのに、昨年
3月に腕利きの料理長を迎えてカフェ&レストランに生まれ変わったお店。しかも、夜9時半までの営業っちゅうのもうれしいですね。
 

 

【店舗情報】

なまえのない喫茶室

 

福知山市字前田1668

オムライス 1,000円

 

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 2014.1 かどや「ピビンバ」

 

 


とことん手作りにこだわる美味しさ


今でこそファミレスや弁当屋にもあるけど、アタシが若い頃に福知山でピビンバを食べさせてくれる店はココぐらいしかあらへんかったんとちゃうかなぁ。39年前に福知山で創業された当時、お客さんは「ピビンバって何や?」っていう感じやったと、お母さん(親しみをこめ、そう呼んどります)が懐かしそうに笑顔で話されます。
「ピビン」が「混ぜる」で、「バ」が「ご飯」。ご飯の上に乗せられた肉や野菜などを混ぜて頂く韓国の混ぜご飯。それぞれの具材に秘伝の味付けがされとって、それらが混ざり合うことで絶妙な美味しさをかもし出しとります。キムチはもちろん、タレやドレッシングにいたるまで、とことん手作りにこだわるからこその美味しさですね。その味にハマった夫に頼まれて、わざわざタクシーでピビンバを買いに来た奥様がいるっていうから恐れ入りますわ。
いつも同じ具材やなく、季節の野菜を添えるなどして彩りも工夫されとるのがココのエエところ。新年からはたっぷりの野菜を乗せたサラダピビンバや山形牛の特選ユッケを乗せたユッケピビンバなど、新メニューも登場予定とか。まだまだ美味しさが進化しそうです。 
 

【店舗情報】

やきにく亭 かどや

 

福知山市駅南町3-120

ピビンバ 750円

 

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